『パリピ気分』という名のアルコール2%入りのグミキャンディがコンビニのお菓子売り場で売られており、「子供がアルコール入りと知らずに食べてしまいそう」などと物議をかもしています。
また、年齢確認もなしで買えるため、一部未成年の間で「酔えるグミ」「パリピグミ」と呼ばれて流行っているようです。
・パリピ気分は子供や未成年が食べても大丈夫なのか?
・パリピ気分を食べて車を運転したら飲酒運転になるのか?
・パリピ気分って本当に酔うの?
という点について調べてみました。
UHA味覚糖の『パリピ気分』って?
『パリピ気分』は、UHAの味覚糖から発売されているアルコール分2%入りのソフトキャンディです。
パリピグミ🌝
— Shinkai (@Shinkai89906147) December 16, 2022
アルコール🍻入りかよ…
ホロヨイ位のアルコール分じゃん
UHA味覚糖攻めてるな#UHA味覚糖 pic.twitter.com/GjsPgOe3om
パリピ気分って名前のレモンサワー味ソフトキャンディーおいしい
— とろろ🦈幽遊屋敷 (@yuyu_tororo) December 12, 2022
ウォッカ粉末入りのソフトキャンディ
UHA味覚糖のHPの商品説明には、
2%のアルコールを入れたソフトキャンディなので、食べて気分アゲアゲ♪テンションアップ↑で、モチベもアップ↑
とハイテンションな説明文が書かれています。
味はレモンサワー味で、ウォッカ粉末が使用されています。
『パリピ気分』の原材料は?
パリピ気分の原材料は
水飴(国内製造)、砂糖、粉末酒(デキストリン、原料用アルコール)、植物性加工油脂、ゼラチン、殺菌乳酸菌飲料、還元水飴、食物繊維(ポリデキストロース)、レモン、ジュニパーベリーエキス、ホップエキス/甘味料(キシリトール)、酸味料、安定剤(CMC)、乳化剤、セルロース、香料、着色料(カロチノイド、ウコン、赤色106号)、増粘剤(プルラン)、トレハロース、グリセリン、(一部に乳成分・大豆・ゼラチンを含む)
UHA味覚糖HPより
となってます。
アルコール分である「粉末酒」が使われています。
パリピ気分は買うときに年齢確認されない?
酒税法において、「酒類とは アルコール度数1%以上の飲料」と決められてます。
『パリピ気分』はお菓子であり、飲料ではないので、基本的に購入時に年齢確認はされません。
ラミーやバッカスといった洋酒入りのチョコレートも、お菓子に分類されるため、買うときに年齢確認がありません。
“酔えるグミ” “パリピグミ” として未成年の間で流行中?!
一部若者の間では、年齢確認されずに「酔えるグミ」「パリピグミ」という認識が広まってるといるようです。
(コンビニ菓子売り場に「酔えるグミ」、20歳未満の間で口コミ広がる…依存症専門家が警鐘)
商品がどうこうよりも、
— chai (@chai0126) January 6, 2023
「みりんでもレジで年齢確認するのにアルコール入りのお菓子には年齢確認が無い」
事が問題じゃ無かろうか。
世間はみりんには厳しい?のにアルコール入りチョコで年齢確認された記憶無いなあ(´・ω・`)https://t.co/9kZxDbeuES
ではこのような年齢確認なしに気軽に買えるアルコール入りのお菓子は、未成年飲酒にはならないのでしょうか?
パリピ気分を未成年や子供が食べてもいい?
結論から言うと、パリピ気分を未成年が食べても「未成年者飲酒禁止法」違反にはならない、です。
『未成年者飲酒禁止法』では→未成年者は酒類を飲んでは行けない
とされており、先程の説明のように、パリピ気分のようなお菓子は飲料ではなく、酒類に分類されないため、法律上は未成年が食べても問題ないことになります。
未成年者がアルコールを体内に入れないほうが良い理由
法律上は未成年者がアルコール入りのお菓子を食べても問題ないとは言うものの、未成年のうちはなるべくアルコールを体内に入れないほうがよいです。
子供や未成年者は、まだ肝機能が十分に成長しきってないため、アルコールを分解する能力が低く、健康面でのリスクが高くなります。
パリピ気分のパッケージにも注意書きが
パリピ気分のパッケージの開け口部分に「※お子様や運転時はご遠慮ください」と、小さめですが注意書きがあります。
UHA味覚糖のパリピ気分の商品説明にも
※本製品はアルコール原料を使用していますので、お子様やお酒に弱い方、妊娠・授乳中の方、運転時にはご注意ください。
と記載されています。
UHA味覚糖「子供が食べることを想定していない」「成人向け」
(2023/1/12追記)
パリピ気分は成人向けに販売されているお菓子であり、子供や運転時に食べることを想定したものではないと、UHA味覚糖が取材に回答してました。
UHA味覚糖は産経新聞の取材に対し、アルコールを含む商品にした理由について、「お菓子の味づくりでおいしさを追及する中で、アルコールを効かせたソフトキャンディーを成人向けにチャレンジしたのがきっかけ」だといい、「パッケージにも記載している通り、アルコールを含む商品であり、お子様や運転時の喫食を想定したものではありません」と説明している。
産経新聞より引用
パリピ気分は“アルコール入り”だとわかりにくい?
『パリピ気分』に対してネットでは様々な意見が飛び交い、特に多いのが「アルコール入りと気づかずに普通のお菓子だと思って買ってしまいそう」という意見です。
これにゴーサイン出したやつ頭おかしいやろ。子どももそうやけど、妊婦や授乳期のお母さん、運転中の人が間違えて食べてしまう可能性なんて簡単に想像できるやろ。#パリピグミ#Yahooニュースhttps://t.co/fxyYPIUlp0
— はまち (@hamahamachi1986) January 6, 2023
普通のお菓子とともに並んでおり、パッケージの「アルコール分2.0%入り」の文字も、派手なパッケージの柄に紛れてあまり目立ちません。
ラミーやバッカスなどのアルコール入りチョコレートは、「お酒の入ったお菓子」だとわりと広く知られていますが、アルコール入りのソフトキャンディは珍しいため、アルコール入りだと気が付かずに買ってしまう人がいるのではと心配されています。
子供が間違って食べることを心配
子供がアルコール入りだと知らずに食べてしまう可能性があるとの声が多くありました。
パリピグミ
— ジョイくん (@joykun4073) January 6, 2023
いろいろな意見が出てるが子供が食べそうなものにアルコール入れてどうしようというのか?
子供を持たない、あるいは家で酒を制限されている会社員が作ったに違いないと思う
開発費やら苦労がどうの言ってる奴もいるが、やっぱ悪影響ってものを考えてない pic.twitter.com/Aotb7Ot0IK
買いそうになってしまった子も…
『我が子も買いそうになって、止めた!』
パリピグミ駄目でしょ!!!子供が買えるような場所に陳列してて見た目も子供達をターゲットにしてるのかカラフルな見た目、我が子も買いそうになって、アルコール入ってんじゃん!と止めたわ!子供達だけで遊ぶ時にバクバク食べてフラフラ自転車乗るようになったらあぶねーだろ!
— ありのままそのまま思いのまま (@WNBLZUSayTjB4l0) January 6, 2023
買ってしまった子も…
『7歳の子供がコンビニでこんなの買ってきた』
7歳の子供がコンビニでこんなの買ってきた。
— 【WGBH】今井崎official🌈imaizaki_official (@beautymaniaxxx) January 3, 2023
パリピ気分、アルコール分2%、お酒入ってます。
これダメでしょ‼️
UHA味覚糖さん、ちょっと考えたら分かるでしょ❓
多分すぐ生産中止乙。
#uha味覚糖 pic.twitter.com/6YboBKlg3S
すぐに生産中止になるのでは?という意見もあります。
間違って子供が口にしてしまわないよう、ネット上では注意喚起がされています。
【注意喚起】#酔えるグミ として一部で流行中の「パリピ気分」ですが、コンビニ等のお菓子売り場でも陳列されています。保護者が注意書きを見落とす恐れがありますので、販売店の方々には酒類同様の取り扱いを徹底していただきたいです。大人の責任として、子どもが口にすることを一緒に防ぎましょう。 pic.twitter.com/nmMOlEtEgn
— 風間 暁|Akatsuki kazama (@k6rm6) January 4, 2023
パリピ気分で酔うことはある?
アルコール分2.0%で「酔えるグミ」としても広まっているとのことですが、食べると本当に酔うのでしょうか。
意外と酔うという声
・「意外と酔うww」
・「変に酔う」
・「ちゃんと酔う」
Twitterで見かけたパリピ気分
— タマミ (@tamamikan_pvt) December 28, 2022
アルコール分2.0%らしい
普段あんまり飲まない民的に
意外と酔うww pic.twitter.com/oHogygZxYt
パリピ気分
— 戦慄 山中(Shivering Yamanaka) (@senritu_lab) December 12, 2022
悪魔の食べ物だな
変に酔う#パリピ気分
パリピ気分
— 🍁紅葉🍁 (@aoi_koume_) December 22, 2022
すげー!
ちゃんと酔うw
酔わないという声
・「ただおいしいソフトキャンディ」
・「ひと袋食べてもそんなにって感じ」
気になってたやつだから朝買って食べたけど全然酔えない(笑)レモンサワーの味もあんまりしないただおいしいソフトキャンディ➰#パリピ気分 pic.twitter.com/dkDytOV48A
— あすみん(ゆあママ) (@9676_asuyua) January 6, 2023
パリピ気分何個食べたら酔うかってやつ見たけどひと袋食べてもそんなにって感じみたいだしそんなに大袈裟に取り上げるほどではないと思うけどね
— あい🌟 (@Ai_sabuOoxoO) January 4, 2023
体調にもよりそうですが、お酒に強くない人は酔いそうです。
パリピ気分を食べたら飲酒運転になる?
『パリピ気分』を食べたら飲酒運転になるのでしょうか?
飲酒運転になるかどうかはアルコールチェッカーに引っかかったかどうかで判定されます。
結論から言うと、商品パッケージや、HPの説明にもあるように、運転時には食べないほうがよいです。
パリピ気分を食べた時の呼気中のアルコール濃度
道路交通法では、検出されたアルコール濃度が呼気中0.15mg/L以上から処分に問われます。
パリピ気分を食べてたらアルコールチェッカーで0.1mg/L出たという人もいました。
食べる量や計るタイミングによってはそれ以上の数値が出てもおかしくありません。
パリピ気分とか言うの食べながらアルコールチェッカーで遊んでたら0.10mg/L出た(´°` )
— くらびす (@clavis_223) January 6, 2023
コレ運転中に食べてて飲酒検問に遭うタイミングによっては人生終わる可能性あるな
運転免許の停止や取消になるリスクを避けるためにも、運転時は食べるのをやめておきましょう。
コンビニにパリピ気分あったけど、あれ夜勤明けで寝ぼけて買って食べて飲酒運転で捕まりそうな人いそうだなって毎回見る度に思う。
— 🐶ナツキ🐱 (@itizyounatuki) January 5, 2023
酔えるグミ「パリピ気分」なる商品。運転前や最中に摘まむともちろんアウトだよね。飲酒運転の罰則が厳しい昨今、とんだトラップやないかい>RT
— 辰巳 (@Tatsumi4133) January 4, 2023
過去には「蒸しパン」で飲酒運転になった運転手も
過去には『蒸しパン』を食べてアルコールが検出され、懲戒処分になってしまったバス運転手の事例もありましたので、パリピ気分も運転時はやめたほうがよいでしょう。
食べた直後なら検査に引っかかる可能性はありますね。実際には1個食べても0.1gなので、理論的には体重50㎏の人が酒気帯び運転の基準呼気0.15mg/Lになるには125個食べる必要がありそうです。肝心なのは濃度ではなく量ですね。
— 松本昭彦(おうちのこうじ.com) (@cccoltd) January 5, 2023
他の方が言う蒸しパンの事例は以下のものですね。https://t.co/pKWbzKgPa2
ラミーやバッカスでもアルコールチェッカーはアウト
ちなみにパリピ気分はアルコール分2.0%ですが、同じくアルコール分入りのお菓子(チョコレート)である「ラミー」には3.7%、「バッカス」には3.2%のアルコール分が入っています。
バッカスを1つ食べただけで、アルコールチェッカーで0.2g/Lという数値が出たという検証動画がありました。
現在の店頭分で販売は終了(1/12追記)
パリピ気分は期間限定の商品であり、すでに出荷は終えて、現在の店頭分で販売を終えるとのことです。
UHA味覚糖は取材に「SNS等でご指摘いただいております通り、読みやすさ・分かりやすさに関して検討すべき点があると考えています。販売方法においても同様です。この度のご意見を踏まえて今後の企画・商品への対応を検討してまいります」とコメントしている。
引用元:朝日新聞
まとめ
『パリピ気分』というアルコール分2.0%入りのソフトキャンディがコンビニのお菓子売り場で売られており、年齢確認もなく買えますが、未成年・子供や妊娠・授乳中の方、運転する方は注意が必要です。
法律上は未成年・子供が食べても違法ではありませんが、まだアルコールを分解する肝臓の働きが未完成なため、健康を害するリスクが高く、食べないほうがよいでしょう。
アルコール分を含んでるため、『パリピ気分』はアルコールチェッカーに反応し飲酒運転になってしまうリスクがあるので、運転時は食べないほうが良いです。
『パリピ気分』は体質によって意外と酔う人もいれば、酔わない人もいました。
味はおいしいレモンサワー味のソフトキャンディということなので、運転の予定のない時に味わって楽しみたいですね!
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